LPガス商慣行是正に向けた制度改正の勉強会を開催しました。
(木更津支部・安房支部)

木更津支部 池田支部長よりご挨拶
令和7年3月3日、かずさアカデミアホール(千葉県木更津市かずさ鎌足2-3-9)において、木更津支部(池田愛一郎支部長)と安房支部(原田貴行支部長)合同で、昨年7月及び本年4月施行の改正省令内容の確認と、それによって現場で起こり得る様々な問題への対策について学ぶ勉強会を、46事業所58名参加のもと開催しました。
はじめに、平成9年度の液化石油ガス法改正から、今回の改正省令までの「取引の適正化及び料金透明化」に向けた国や業界の動向について説明したのち、今回の改正省令のポイントである「過大な営業行為の制限」「三部料金制の徹底」「LPガス料金等の情報提供」に分けて説明を行いました。
続いて、改正省令遵守のための3つの実効性確保策にも触れ、関連する「自主取組宣言」の更なる実行についての要望がなされました。

大入事務局長代行による講義
その後、千葉県LPガス相談所に寄せられる様々な問い合わせ内容や、それらを改正省令に照らし合わせた場合の問題点についての解説のほか、本年4月2日施行の三部料金制に対応した納品・請求・領収書(案)が示され、これまでの納品・請求・領収書との違いについての説明もありました。
質疑応答の時間では、「設備料金の記載は、設備料金なし又は0円でも請求書に記載する必要があるのか」「集合住宅の設備料金の場合、4月2日以前の入居者とそれ以降の入居者とでは対応が異なるがどのようにすればよいか」「今回の改正省令について、不動産業界や建設業界などにも周知がなされているのか」などの質問がありました。

雨の中のご参加、お疲れさまでした。
今回の改正省令は、「貸付配管や様々な設備の無償貸与という商慣例を無くしていく」という行政の強い狙いがあり、「新規契約は原則として投資を認めない」という、これまでにない高いハードルに取り組んでいくことになります。
会員の皆様におかれましては、今回の改正省令の内容を十分にご理解いただき、日々の販売活動に反映していただくことをお願いいたします。